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 今年は蝉が少ないと思っていたら、毎年蝉が少ないと言われている件、のような感じでネットでまとめられていた。でも今年は自分の生活圏、特に自宅周辺では本当に少ない。勿論、すわ大災害の予兆か!とか思っているわけではなくて単に周期なのだろうけど、静かで良い。

 そういえば上京した頃、東京は蝉もおしゃれだなと思っていた。僕の故郷はクマゼミという、大型で特に頭がでかくて且つ色は黒という不格好な種が圧倒的多勢で、東京で多数派のミンミンゼミやアブラゼミはその姿も鳴き声も凄く品があるように思えた。とはいえ今ではもう蝉の鳴き声を聞いても、どれだかよく分からなくなってしまったが。ヒグラシくらいしか判別できない。

 小学校低学年の頃、近所の神社の裏にあった小さな林によく蝉取りに行った。僕はとても下手くそで、そもそも幹にとまっている蝉をなかなか見つけることが出来ないというボンクラだったのだけど、仲間内に一人上手な奴がいて、そいつはいつもたった一時間程度で小さな虫かごをまるでナチスの収容所のように蝉でギチギチにしていた。しかしあれは今考えると、多分に強迫的だったと思う。もう顔も名前も覚えていないが、無口だった彼の雰囲気と、差し出すあのグロテスクな虫かご。背景には薄暗い林と、真っ赤な鳥居。そのようなイメージだけが、今でも強く残っている。

 何か夏休みらしいノスタルジックな記事になるかと思ったら、オカルト寄りになってしまった。

  折角オカルトという言葉が出て来たのでついでにツラツラと書きますが、僕は夏帆ちゃんが好きで、彼女は今クールの深夜ドラマ「悪霊病棟」という内容はお察し、、なホラーに主演しているのですが、非常に地味で暗くていつも猫背で下向いている新米看護師を演じており、それがギャップでとても良いです。というのも、丁度一つ前のクールで彼女は「みんなエスパーだよ」という園子温が監督のサブカル臭くてエロい連ドラ(最初は余りのくだらなさに辟易していたが見慣れてきて最終的には結構面白かった)に出ていたのですが、そこでの役柄はパンチラしまくるツンデレヤンキーというもので、要するに「あのヤンキーが今度はこんな大人しくなっちゃって、ゲヘヘ」みたいな下衆目線で楽しんでいるわけですね。もっとも悪霊病棟のドラマ内容は本当に、それこそ悪霊でもついてんじゃねーかっていうくらい酷いんですけどね。でもあの手のものはそれ位で、丁度良いお味だとも思います。

 一体何を書いているのだろう。しかし戯れ言を書き飛ばすのは思いのほか楽しいな。これがブログの醍醐味か。