美術

THE MIRROR - 名古屋商工会館

先週金曜の夜、銀座でTHE MIRRORと題された展覧会に行った。これは名古屋商工会館という取り壊しの決まっているビルをどうせならまるまる使って、色んなアーティストの作品を展示しようというもので、この手の試みは大体好きなのだけど案の定面白かった。 特…

ボール - ヴァロットン

日曜美術館で取り上げられていたヴァロットンという画家の諸作が非常に良さそうで、展覧会に行きたい。もとはスイスの人らしいけど、欧州でも長く埋もれていて再評価されて広く知られる様になったのはここ最近のことらしい。(ただ番組によると、澁澤龍彦は…

美しい日々 - バルテュス

先日、上野にバルテュス展を観に行った。 暗い室内の椅子にだらりと腰掛ける少女、猫。手鏡。展覧会には結構風景画なんかもあってそれも決して悪くなかったような気はするが、全く印象に残っていない。 奇妙にねじ曲がったようなポーズや、ベタッとしてまる…

filmachine - 渋谷慶一郎+池上高志 at 六本木ヒルズ52F

少し前に六本木ヒルズで開催されていたMedia Ambition Tokyoというテクノロジーアートのイベントに行った。もちろん以前から体験してみたかったfilmachineが目当てだったが、元々この手は好きな方なので全体的に楽しみにしていた。巨大なビルの52階というロ…

病める子 - エドヴァルド・ムンク

日曜美術館でムンクが再放送されていた。 この人の作品で有名なのは何と言っても「叫び」だろうが、本作のような傾向の作品も多く残しているようだ。彼は幼い頃に結核で母を亡くし、また思春期には一歳違いの姉を同じく結核で無くしている。この絵はその時の…

出現 - ギュスターヴ・モロー

日曜美術館でモローが特集されていた。上の「出現」や「オルフェウス」といった代表作しか知らなかったので、晩年近くに製作されたという殆ど抽象絵画みたいな作品群や、また中年期には長い間隠遁していて作品を発表することもなく、只管アトリエに籠って製…

燃料補給のような食事 - 石田徹也

日曜美術館で石田徹也が特集されていた回を見ていたら、唐突にeastern youthの吉野が登場してきて驚いた。何やらアルバムやシングルのジャケットに使った事があるらしく、その縁でインタビューを受けていたようだ。しかも結構長く取られていて、久しぶりにイ…